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「アクエリアス・アルゴリズムの執筆によせて」――― 高島雄哉

2019.11.15

 

「アクエリアス・アルゴリズムの執筆によせて」

 『アクエリアス・アルゴリズム 宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部』は、ヤマトの自沈から十二年後、2215年が舞台です。
 これは、完結編と復活篇の間の空白の期間を埋める物語であり、既存の設定を尊重しつつも、全く新しい視点とアイデアで紡がれるオリジナルストーリーとなります。
 ぼく自身、初めてヤマトの世界と関わることとなり、緊張と興奮をおさえられません。ぜひ、あたたかな目で見守っていただければと思います。
 そもそも、初めてこのお話を依頼されて、「ヤマトの世界観のなかで、書きたい時代や場所はありますか」と訊ねられたとき、ぼくは即座にこの舞台を思い浮かべました。あれからおよそ一年、当初のイメージは梅野隆児さんと西川伸司さんによって鮮烈に描かれるまでに成長してきました。そしてついに今月末、古代進たちを乗せた新造船は、準備万端、宇宙へと出航します。

 ヤマトはどうなっているのか?沖田艦長は?銀河規模の脱出計画〈マゼラン・エクソダス〉とは?そしてアクエリアス・アルゴリズムが始動する——。アルゴリズムとは様々な問題の計算法、解決策のこと。古代進は元ヤマトクルーとして、再び宇宙規模の困難に立ち向かいます。これは古代たちがヤマトクルーとして復活する物語なのです。
 2019年11月「ヤマトマガジンVol.5」より始まります『アクエリアス・アルゴリズム』、ぜひご期待ください!
 

高島雄哉