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BACK『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式~俺たちのヤマトSP~レポート
2012.02.21
2月18日 東京有楽町よみうりホールで『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式~俺たちのヤマトSP~が開催されました。当日は大盛り上がり!ぜひご来場いただけなかった皆様にも当日の熱気を感じていただきたく緊急レポートさせていただきます!
■オープニング
スクリーンにこれまでのヤマトの歴史を映し出す年表が映し出された後、会場はいきなり真っ暗に。
一瞬の沈黙の後、ヤマトの艦内警戒音とともに赤いサイレンが鳴り響きます。
そこに古代進役の小野大輔さんの声で第一種警戒態勢を告げる警報が出されました。
「総員戦闘配置に着け!なお、全員起立して待機!」
古代進の声で会場の皆さん全員が起立します。
そこに、あの「宇宙戦艦ヤマト」のOPイントロが!
「宇宙戦艦ヤマト」を歌いながら登場したのは、そう、ささきいさおさんです。
よみうりホールが「うお~!!!」という大歓声で包まれました。
ささきいさおさんは「宇宙戦艦ヤマト」を熱唱し、盛大な拍手に見送られて降壇いたしました。会場にはささきいさおさんの姿が消えても名残を惜しむ拍手の音が鳴り止みません。
■「宇宙戦艦ヤマト2199」第1話上映
ささきいさおさんが降壇して、すぐにスクリーンには第1話が上映され始めました。
名残を惜しんでいた皆様も着席してスクリーンに釘付けになります。
内容は当然話せませんが、もう客席の皆さん食い入るようにスクリーンに見入っていましたよ。
上映終了後はホール全体から大きな拍手が巻き起こりました。
その拍手を聞いてスタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいになりました。
■スタッフトーク
第1話上映後、司会として二人の女性が紹介されます。
司会を担当していただくのは声優の佐藤利奈さんと内田彩さん。お二人とも新キャラクターとして「宇宙戦艦ヤマト2199」に登場します。今回は司会をお願いしちゃいました。
佐藤さん・内田さんに呼び込んでいただいたのは総監督の出渕裕さん・キャラクターデザインの結城信輝さん・アニメ評論家の氷川竜介さんです。
それぞれヤマトに強い思い入れのある皆さん、「ヤマトはこんな話だ」という旧作からの説明や「宇宙戦艦ヤマト2199でのチャレンジ」などをお話していただきましたが、トークのネタが出てくる出てくる。もうお話が途切れそうにありません。「今度深夜にイベントやって徹底的にヤマトについてトークをしましょうよ。」という監督の言葉に会場からも大拍手が。これは今後が楽しみですね。
■アーティストライブ
次に司会のお二人の紹介で登壇したのは、「宇宙戦艦ヤマト2199」の劇中音楽を担当される宮川彬良さんです。今日はグランドピアノを弾きながらヤマトの音楽に関してレクチャーをしていただけます。ヤマトといえばすばらしい劇中音楽で有名ですが、その裏話を沢山聞くことが出来ました。宮川彬良さんのピアノ演奏が本当に素晴らしく、客席の皆さんもうっとりです。第1作の「宇宙戦艦ヤマト」の音楽と今回の新作「宇宙戦艦ヤマト2199」のために作曲された曲の解説をしていただきましたが、宮川彬良さんの説明で一番印象的だったのが「ヤマトの音楽は実はロックなんです!」という一言でした。
「どういうこと?」と感じられる方が多いと思いますが、実は70年代当時非常に大きなムーブメントを起こしていた「プログレッシブロック※注」の影響を強く受けているのだそうです。う~ん。実に興味深い話ですね。このお話もどこかでじっくりお聞きしたいものです。
続いて、再度ささきいさおさんが登壇。なんと今度は「真赤なスカーフ」を熱唱いただけます。会場には胸が熱くなって涙ぐむ人の姿も見えました。スタッフもみなヤマト好きなものですから胸にこみ上げてくるものがあります・・・
ささきいさおさんの「真赤なスカーフ」の熱唱があり、その後には今回の「宇宙戦艦ヤマト2199」の第一章の新ED曲を歌う結城アイラさんが登壇です。結城アイラさんは新ED曲の「星が永遠を照らしている」を熱唱。本当に素敵なバラードで、客席の皆さんまたまた魅了されてしまいました。ちなみに「星が永遠を照らしている」は作品のED映像と共に聞くといっそう素晴らしい歌なんです。公式サイトをご覧の皆さんもぜひ劇場で聞いてみて下さいね。
■キャストトーク
この発進式は本当に盛りだくさん!
続いてキャストトークです。沖田十三役の菅生隆之さん・古代進役の小野大輔さん・島大介役の鈴村健一さん・森雪役の桑島法子さんが出渕監督と結城信輝さんと一緒に登壇です。
ヤマトのアフレコの苦労話や裏話をひとしきりお聞きして、発進式の目玉の一つ「バーチャルヤマト」に移ります。「バーチャルヤマト」では「波動砲」の発射シーンを映像と生アフレコで再現。
ピクチャードラマにあわせてキャストの皆さんが生アフレコ形式で声をあて、波動砲の発射シーンを再現します。ヤマトといえば、こういった武器の発射などもプロセスをきっちりと描いたアニメの草分け的存在ですから、このシーンは「宇宙戦艦ヤマト2199」でも重要ですよね。
「ターゲットスコープ、オープン!」
「エネルギー充填120%」
「対ショック対閃光防御」
旧作ファンにもおなじみの台詞が続きます。
「撃てェ!」
沖田艦長役の菅生さんの発声で凄まじい波動砲の発射音が響き渡ります。
大迫力のバーチャルヤマトで、観客の皆さんもヤマト艦橋にいる気持ちになって、
波動砲の発射を体感できたコーナーでした。
■終幕
発進式の最後は鏡開きで締めました。
「宇宙戦艦ヤマト2199の順調なスタートを祝って!
「ヤマト、発進!!!」
監督の掛け声で皆さんいっせいに鏡開き。
皆さん写真の酒樽のラベルのお酒の名前をよく覚えていて下さいね。
「美伊」というお酒のラベルになっているのですが、
このお酒の名前、実は「宇宙戦艦ヤマト2199」劇中で佐渡酒造先生の飲んでいるお酒の名前なんです。
発進式のために特別にラベルを印刷いたしました。
ちなみにこの鏡開きに使った酒樽はきちんと持ち帰りましたので、
どこかで展示でも出来ればな~とも考えております。
最後にはできたてほやほやの3分半PVをサプライズで上映。
その迫力に最後にも大きな拍手が起こって発進式は幕を閉じました。
こうやってレポートしてみますと、もう本当に盛りだくさんでちょっと盛りだくさん過ぎたかな?とも思います。しかし、少しでもお越しいただいたファンの皆さんに楽しんでいただければと宣伝チームで知恵を絞って企画しました。最後に会場から出てくるお客様の顔がすごくうれしそうで、胸にぐっとこみ上げてくるものがありました。大迫力3分半PVは公式サイトでも配信をしています。ぜひご覧下さい!
※注「プログレッシブロック」
1960年台後半から起こった、ロックの新しい潮流。ロックというジャンルにとらわれることなく、クラシック・ジャズなど他ジャンルの影響も反映した先進的なロックの一ジャンル。プログレッシブとは「先進的な」という意味で、1970年代に最盛期を迎えた。